ACEMAGIC N150 ミニPCレビュー|古いPCのストレスを4万円台で解消したプログラマーの正直な話

ミニPC
[広告] 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

この記事でわかること:

  • ACEMAGIC N150 Mini PCの正確なスペックと実力
  • 購入前に絶対確認すべきWindowsライセンス問題
  • テレワーク・軽作業用途に向いている人・向いていない人

きっかけは「またフリーズか」という朝の一言

私はプログラマーの傍ら、Kindleで本を出す副業をしている。

メインの作業はコードエディタとブラウザとZoomが同時に立ち上がれば十分。ただ、数年使った古いノートPCがそろそろ限界だった。タブを10個開くとカクつく。Zoomを起動すると熱くなる。ファンがうるさくて集中できない。

新品のノートPCを買えば7〜10万円はする。そこまで出す必要はない。

そう思って選んだのが、ACEMAGIC Intel Twin Lake N150搭載のミニPCだった。


⚠ 重要:購入前に必ず確認すること【Windowsライセンス問題】

本記事で最初に伝えたいのは性能でもコスパでもなく、このライセンスの話だ。

ACEMAGICのN150ミニPCは、一部ロットでボリュームライセンス版のWindows 11 Proが搭載されていたことが複数のAmazonレビューで報告されている

ボリュームライセンスとは本来、企業が社内利用のために一括購入するライセンスだ。個人が単独で使うことはMicrosoftの規約に反する可能性があり、Windowsアップデートが途中で止まるリスクもある。

届いたらまず確認すること:

コマンドプロンプトを開いて slmgr -dli と入力する。結果の説明欄に「RETAIL」または「OEM」という文字があれば正規ライセンスなので安心して使い始めていい。「VOLUME」や「KMS」と表示された場合はボリュームライセンスだ。すぐにAmazonの販売元へ問い合わせること。

ACEMAGICのサポートに連絡すると正規OEMライセンスを提供してもらえたというレビューもある。届いたらすぐ確認する習慣をつけておきたい。


正直なデメリット

Wi-Fi規格はロットによって異なる可能性がある

ACEMAGIC N150ミニPCのWi-Fi規格については、Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)搭載の個体とWi-Fi 6搭載の個体が混在しているという報告がある。商品ページの記載と実際の搭載モジュールが一致しないケースも確認されている。

購入前にAmazonの商品説明欄のWi-Fi規格を確認すること。Wi-Fi 6対応が必要な環境であれば、明確に「Wi-Fi 6」と記載されたモデルを選ぶか、同価格帯で確実にWi-Fi 6を搭載するGMKtec G3 Plusを検討する方が確実だ。

画面出力は2画面まで(HDMIとDisplayPort)

「3画面対応」「USB-C映像出力」という説明が一部に出回っているが、このモデルはHDMI 2.0とDisplayPort 1.4の2ポート構成、最大2画面同時出力だ。USB-Cは搭載モデルと非搭載モデルがあるため購入前にAmazonの商品説明を必ず確認してほしい。

N150はN100の小幅改善版。劇的な性能差はない

「N100より50%高速」という表現が一部の商品ページに見られるが、実際のベンチマーク上の性能差はそれほど大きくない。N150の実力はCore i5 7200U世代相当。2018〜2019年頃のミドルクラスノートPC程度と考えておくと期待値がずれない。

N100との最大の違いはGPUクロックの向上(750MHz→1000MHz)だ。事務作業ではN100とほぼ差を感じないが、4K動画再生や画像表示の場面で若干滑らかさが増す程度の差と考えておくといい。ブラウジング・Office・Zoom程度なら問題ないが、動画編集・ゲーム・ローカルAIには向かない。

メモリスロットは1本のみ

16GBから増設する場合は現在のメモリを外して交換する形になる。デュアルチャンネル運用はできない。


実際に使ってみた感想

第一印象

箱を開けて最初に思ったのは「本当に小さい」だった。実寸は約128×128×41mm。手のひらに乗る。重さも約260g程度で、モニターのVESAマウントに取り付けるとデスクから完全に消える。

日常作業(ブラウザ・Office・Zoom)

ブラウザを15タブ開き、ExcelとZoomを同時起動した状態で使ってみた。もたつく感じはほぼない。古いノートPCのあのカクつきがない、それだけで十分だ。

ただし、同時に重いタスクをこなそうとすると少し待ちが発生する。「サクサク」という表現は軽作業の話であって、CPU負荷の高い処理を複数同時進行させると限界が見えてくる。

静音性・発熱

通常作業中はほぼ無音。ファンが回っていることすら忘れる。高負荷時(長時間のZoom+バックグラウンド処理など)に少し音が聞こえることがある程度で、在宅ワーク中に気になるレベルではなかった。

本体表面は温かくなるが熱くなるほどではない。膝の上では使わないので比較はできないが、長時間使っても動作が不安定になることはなかった。

消費電力

TDP 6Wという設計のとおり、アイドル時の消費電力は非常に低い。古いノートPCのACアダプターが65W以上だったことを考えると、常時接続しているサーバー的な用途にも適している。


スペックまとめ

項目仕様
CPUIntel Twin Lake N150(4コア4スレッド、最大3.6GHz)
製造プロセスIntel 7(10nm)
TDP6W
メモリ16GB DDR4(スロット1本、最大16GB)
ストレージ512GB M.2 NVMe PCIe 3.0 SSD
GPUIntel UHD Graphics(内蔵)
OSWindows 11 Pro(※ライセンス要確認)
映像出力HDMI 2.0×1(4K@60Hz)、DisplayPort 1.4×1(4K@60Hz)※2画面まで
Wi-FiWi-Fi 5または6(ロット・モデルにより異なる。購入前に商品ページで確認推奨)
Bluetooth4.2〜5.2(ロット・モデルにより異なる)
有線LANGigabit Ethernet(1000Mbps)
サイズ約128×128×41mm
その他VESAマウント対応、静音ファン
価格¥39,998(税込、2026年2月時点。構成・時期により変動)

比較:同価格帯の競合製品と比べると

項目ACEMAGIC N150GMKtec G3 Plus(N150)NiPoGi AM06 Pro(Ryzen 5 5500U)
CPUIntel N150Intel N150AMD Ryzen 5 5500U(6コア)
メモリ16GB DDR416GB DDR416GB DDR4
ストレージ512GB NVMe512GB NVMe512GB NVMe
Wi-FiWi-Fi 5Wi-Fi 6Wi-Fi 6
有線LAN1000Mbps2500Mbps1000Mbps
映像出力2画面2画面3画面
CPU性能エントリーエントリーミドル(N150の約1.5〜2倍)
価格帯約4万円2〜3万円台3〜4万円台

ブラウジング・Office・Zoom程度が目的ならACEMAGIC N150やGMKtec G3 Plusで十分だ。ただしWi-FiとLANの規格でGMKtec G3 Plusが一歩上のスペックを持っている。もう少し予算を出せて、複数画面やより快適な動作が欲しいならNiPoGi AM06 Proのような6コアRyzenモデルが選択肢に入る。


こんな人に向いています

  • テレワーク・Office作業・Zoomがメインの人
  • デスクスペースを広くしたい人(VESAマウントでモニター裏に設置できる)
  • 省電力・静音を重視する人
  • 子供用・セカンドPC・リビングPC として使いたい人
  • Windows PCに4万円台で入門したい人

こんな人には向いていません

  • 動画編集・3Dレンダリング・ゲームをしたい人
  • ローカルAIや機械学習を動かしたい人
  • 3画面以上で作業したい人
  • Wi-Fi 6が必要な環境の人
  • Windowsライセンスの正規性に厳しい人(納品後の確認作業が面倒な人)

まとめ|ACEMAGIC N150は「軽作業専用・省スペース重視」の人向けエントリーミニPC

派手なスペックも革新的な技術もない。N150はあくまでエントリークラスだ。

ただ、「古いPCのストレスをなくしたい、でも10万円のPCは要らない」という人に対しては、4万円台でその目標を達成できる選択肢になる。デスクが広くなり、ファンの音から解放され、起動が速くなる。それで十分という人には十分な製品だ。

ただし同価格帯にはRyzen 5 5500U搭載のNiPoGi AM06 Proも存在する。より快適な動作・3画面出力・Wi-Fi 6が必要ならそちらとも比較してほしい。

ひとつだけ繰り返す。届いたらWindowsライセンスを必ず確認することslmgr -dli で「RETAIL」または「OEM」と出れば安心して使い始めていい。「VOLUME」や「KMS」が出たらすぐに販売元へ連絡する。

価格は構成・時期によって変動します。購入前に必ず現在の価格を確認してください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました