クワイエットブルーの上質な筐体に、Ryzen 7 7730Uを搭載したASUS Vivobook 15。メモリ16GB、SSD1TB、そして12.9時間のバッテリー駆動という仕様を見て、多くの人が「コスパ良さそう」と感じるだろう。
しかし、スペック表だけでは見えてこない使い勝手の真実がある。実際のユーザーはどう評価しているのか。購入前に知っておくべきポイントを、客観的なデータと実際の口コミから検証していく。10万円前後の予算でノートパソコンを探している人、在宅ワークやオンライン会議が増えた人、持ち運びと性能のバランスを求める人へ向けた実践的なレビューだ。
Ryzen 7 7730Uの実力を冷静に見る 💻
このモデルの心臓部であるAMD Ryzen 7 7730Uは、8コア16スレッドのプロセッサだ。
基本性能
- 最大クロック:4.5GHz
- コア数:8コア / 16スレッド
- 内蔵グラフィックス:Radeon Graphics
一般的なオフィスワーク、Web会議、動画視聴には十分すぎる性能を持つ。複数のブラウザタブを開きながら、ExcelやWordで作業をしても動作が重くなることは少ない。
ただし、本格的な動画編集や3Dゲームには向かないという現実も理解しておく必要がある。4K動画の編集や、最新ゲームを高設定でプレイするなら、より上位のグラフィックス搭載モデルを検討すべきだ。
メモリ16GB+SSD1TBの安心感 📊
メモリ16GBという容量は、2024年のスタンダードとして適切な選択だ。
多くの格安ノートパソコンが8GBで妥協する中、16GBあれば:
- ブラウザで20タブ以上開いても余裕
- オンライン会議しながら資料作成が可能
- 複数のアプリを同時起動してもストレスなし
SSD1TBの大容量ストレージも見逃せない。写真や動画、仕事のデータを気にせず保存できる。外付けハードディスクを持ち歩く必要がなくなるのは、想像以上に快適だ。
12.9時間バッテリーの実用性 🔋
カタログスペックでは12.9時間の駆動時間となっている。
ただし、これは最適条件下での数値であることを理解しておこう。実際の使用では:
- 明るさ50%、オフィスワーク中心:8~10時間程度
- 明るさ最大、動画視聴:6~8時間程度
- Web会議を含む作業:5~7時間程度
それでも、丸一日の外出でも充電の心配が少ないのは大きなメリットだ。カフェで仕事をする時、コンセント探しに苦労する必要がない。
重量1.7kgは持ち運べるか? 🎒
15.6インチのノートパソコンとして、1.7kgは標準的な重さだ。
持ち運びの現実
- 毎日通勤で持ち歩く:やや重く感じる人もいる
- 週に数回の持ち運び:許容範囲内
- 自宅内での移動:全く問題なし
超軽量モデル(1kg前後)と比べれば重いが、その分しっかりした作りと大画面を得られる。トレードオフをどう考えるかが選択のポイントだ。
クワイエットブルーの上品さ 🎨
このモデルの外観的な魅力が、クワイエットブルーのカラーリングだ。
派手すぎず、ビジネスシーンでも違和感がない。落ち着いた青色は、会議やカフェで使っていても周囲の目を気にする必要がない。
指紋が目立ちにくい質感も実用的だ。毎日使うものだからこそ、こうした細かい配慮が使用感を左右する。
WPS Officeの実用度 📝
Microsoft Officeではなく、WPS Officeが搭載されている点は人によって評価が分かれる。
WPS Officeでできること
- 文書作成(Writer)
- 表計算(Spreadsheets)
- プレゼンテーション(Presentation)
- PDFの閲覧・編集
Microsoft Officeとの互換性は高いが、完全ではない。複雑な数式やマクロを多用する人は注意が必要だ。
ただし、一般的な資料作成や家計簿管理なら十分に使える。Microsoft 365のサブスクリプション費用(年間約13,000円)を節約できる点は見逃せない。
インカメラの品質は及第点 📹
Web会議が日常化した今、カメラの品質は重要だ。
このモデルのインカメラは標準的な性能。明るい場所では問題なく使えるが、薄暗い部屋では画質が落ちる。
会議での実用性
- Zoomでの会議:問題なし
- Teamsでの打ち合わせ:実用レベル
- 配信や高品質な映像が必要な場合:外付けカメラの検討を
プライバシーシャッターは付いていないため、カメラを物理的に塞ぎたい人は別途対策が必要だ。
こんな人におすすめ ✨
最適な使い方
- 在宅ワークでの事務作業
- オンライン会議や資料作成
- 動画視聴やWebブラウジング
- 大学生のレポート作成
- 副業でのライティングやデータ入力
向いていない使い方
- 本格的な動画編集(4K素材など)
- 最新の3Dゲーム
- CADや3Dモデリング
- プログラミングの重い開発環境
購入前に確認すべきポイント ⚠️
1. Microsoft Officeの必要性 業務で必須なら、別途購入費用を考慮する必要がある。
2. 持ち運び頻度 毎日カバンに入れて通勤するなら、より軽量なモデルも検討価値あり。
3. 画面サイズの好み 15.6インチは作業しやすいが、13インチクラスのコンパクトさとは異なる。
4. 拡張性 USBポートやHDMI端子など、必要な接続端子が揃っているか確認を。
価格相応の価値があるか 💰
10万円前後の価格帯で、この仕様を実現しているのは評価できる。
同価格帯の競合機種と比較しても、メモリ16GB、SSD1TB、12時間超のバッテリーという組み合わせは魅力的だ。
ただし、セール時期には同等スペックがより安く手に入る可能性もある。Amazonのセールやメーカー直販のキャンペーンをチェックする価値はある。
ASUS Vivobook 15は、万人向けの優等生的なノートパソコンだ。突出した特徴はないが、バランスよくまとまっている。
在宅ワークやオンライン学習が定着した今、「ちょうどいい性能」を求める人にとっては、安心して選べる一台と言えるだろう。


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