「読書感想文なんて無理!」と子どもが泣き出して、あなたも一緒に困り果てていませんか?
原稿用紙を前に固まってしまう我が子を見ていると、「どうやって教えたらいいの?」「他の子はちゃんと書けてるのかな?」と不安になりますよね。
でも大丈夫です!
1~2年生の読書感想文は、親子で一緒に取り組めば必ず乗り越えられます。
この記事では、感想文が苦手な子でも楽しく書けるようになる具体的な方法と、おすすめの絵本をご紹介します。
今年の夏休みは、親子で新しい発見をしながら、素敵な感想文を完成させましょう!
こんな風に困っていませんか?リアルな親子の声
30代ママの声
「うちの子、本を読むのは好きなのに、感想文となると『何を書けばいいかわからない』って泣いちゃうんです」
40代パパの声
「『おもしろかった』『たのしかった』しか書けなくて、原稿用紙がスカスカ…これで提出していいのか心配で」
30代ママの声
「読み聞かせをしても、『どうだった?』って聞くと『うーん』って黙っちゃう。感想を言葉にするのが難しいみたい」
40代ママの声
「他の子の感想文を見ると、うちの子だけできないんじゃないかって焦ります。親として何をサポートしてあげればいいのかわからなくて」
こんな悩みを抱えている親子、実はとても多いんです💦
でも安心してください。
1~2年生で感想文に苦戦するのは、決して珍しいことではありません。
むしろ、この時期に親子で一緒に取り組むことで、子どもの表現力がぐんと伸びるチャンスなんです✨
低学年の感想文で大切なこと
- 完璧を目指さない
- 子どもの気持ちを大切にする
- 少しずつ表現する楽しさを知ってもらう
お母さんお父さんも、肩の力を抜いて一緒に楽しんでみませんか?
なぜ低学年の子どもは感想文が難しいのか?発達段階を理解しよう
1~2年生の子どもが感想文に苦戦するのには、ちゃんとした理由があります。
「うちの子だけができない」と思わずに、まずは発達段階を理解してあげることから始めましょう。
感情と言葉をつなげる力がまだ発達途中
この年齢の子どもたちは、心の中ではたくさんの感情を感じています。
でも、その気持ちを適切な言葉で表現するのはとても難しいことなんです😊
大人と子どもの表現力の違い
- 大人:「切ない」「感動した」「共感した」など使い分け可能
- 子ども:「楽しかった」「面白かった」「悲しかった」が中心
子どもの語彙はまだ限られているので、微妙な気持ちの違いを言葉にできずに困ってしまうんですね。
これは決して能力が低いわけではなく、自然な成長過程なので安心してください。
読んだ記憶と自分の体験がまだうまく結びつかない
感想文でよく求められるのが、こんな作業です:
- 主人公の気持ちになって考えてみよう
- 自分だったらどうするか考えてみよう
実は、これってとても高度な思考力が必要なんです。
物語の世界と自分の実体験を関連付けて考えるのは、大人でも難しいことがありますよね。
1~2年生の特徴
- 抽象的な思考より具体的で身近なことが理解しやすい
- 物語と現実を結びつけるのが難しい
だからこそ、親がうまく橋渡しをして、子どもの体験と結びつけてあげることが大切なんです🌟
集中力と文字を書く体力の問題
意外と見落としがちなのが、この年齢の子どもにとって「長い文章を書く」こと自体が大変な作業だということ。
子どもが感じる負担
- ひらがなやカタカナを正しく書くだけでも精一杯
- 内容を考えながら文字を書くのは相当な集中力が必要
- 「書くこと」に意識が向きすぎて「感じたこと」に集中できない
だからこそ、親子で協力して負担を分散してあげることが成功の秘訣なんですよ💪
親子で乗り越える!感想文5つの段階
さあ、いよいよ実践編です!
この5つの段階を順番に進めていけば、きっと素敵な感想文が完成しますよ✨
段階1:一緒に読む – 共感の土台を作ろう
まずは親子で一緒に本を読むことから始めましょう。
よくある間違い
「子どもが一人で読んで、感想を書く」
正しい方法
「親子で一緒に読んで、感想を共有する」
具体的なやり方
- 声に出して読む
- 途中で「わあ、面白いね!」と素直に感情表現
- 「この子、どんな気持ちかな?」と一緒に考える
お母さんお父さんが楽しそうに読んでいる姿を見ることで、子どもも自然と感じられます:
- 「本って楽しいもの」
- 「感想を言うって自然なこと」
読み終わった後すぐに感想文を書こうとしなくても大丈夫。
「面白かったね」「○○ちゃん(主人公)、頑張ってたね」程度の軽い会話から始めて、本の世界を親子で共有することが第一歩です😊
段階2:話す – 子どもの気持ちを引き出そう
本を読み終わったら、まずはたくさん話をしましょう。
いきなり「感想文を書きなさい」ではなく、普通の会話として子どもの気持ちを聞いてあげることが大切です。
効果的な質問例
- 「どの場面が一番好きだった?」
- 「○○くん(主人公)のこと、どう思った?」
- 「最後はどんな気持ちになった?」
子どもが答えてくれたら、必ず共感してあげましょう:
- 「そうなんだ!」
- 「お母さんもそう思った!」
こうすることで、どんどん話したくなります🗣️
深掘りのコツ
「どうして?」という質問も効果的ですが、詰問調にならないよう注意。
良い例
「へえ、面白いと思ったんだね。どんなところが面白かったのかな?」
興味を持って聞いてあげる姿勢が一番大切です。
段階3:記録する – 子どもの言葉を大切に残そう
子どもが話してくれた言葉は、そのまま記録に残しておきましょう。
大人から見ると「もっと上手な表現があるのに」と思うかもしれませんが、子ども自身の言葉で書かれた感想文の方が、ずっと生き生きとした魅力があります✏️
子どもらしい表現の例
- 「主人公がかわいそうだった」
- 「最後がうれしかった」
- 「ぼくだったら泣いちゃう」
こういった素直な表現こそが感想文の宝物。
親がきれいに言い直すのではなく、子どもの言葉をそのまま大切に扱ってあげてください。
記録のポイント
- 感想だけでなく「どの場面について話していたか」も一緒に記録
- 後で構成を考える時に役立つ
- 子どもの言葉を変えずにそのまま書く
段階4:構成を作る – 迷子にならない道筋を
原稿用紙を3つに分けて考えてみましょう。
基本の構成
- 最初:本の紹介とあらすじ
- 真ん中:感想や気持ち
- 最後:自分の体験や今後の気持ち
大まかな流れを決めておくと書きやすくなります📝
1~2年生向けの簡単な流れ
- 「『○○』という本を読みました」
- 「○○が○○するお話です」(簡単なあらすじ)
- 「わたしは○○だと思いました」(感想)
- 「○○がかわいそうでした」(気持ち)
完璧な構成を目指さず、「話す順番を決める」程度の気持ちで取り組んでみてください。
子どもと一緒に「最初に何を書く?次は?」と相談しながら決めていくのも楽しいですよ🎯
段階5:書く – 最後まで見守ろう
いよいよ実際に書く段階です。
ここで一番大切なのは「子どもが書く」ということ。
親が手を出しすぎると、子どもの感想文ではなくなってしまいます。
よくある間違い
- 「字が汚い」とすぐに直す
- 「誤字がある」と途中で指摘
- 「文章がおかしい」と書き直させる
正しい方法
まずは最後まで書かせてあげる
完成してから一緒に見直して、本当に必要な修正だけを子どもと相談しながら直していけば大丈夫です✨
書いている途中のサポート
子どもが「次何書くんだっけ?」と迷った時:
- 先ほど作った記録や構成を見返す
- 「○○って言ってたよね」と思い出させる
- 答えを教えるのではなく、思い出せるようにサポート
よくある親の間違いと正しいサポート方法
良かれと思ってやっていることが、実は子どもの成長を妨げてしまっているかもしれません。
よくある間違いとその改善方法をチェックしてみましょう💡
間違い1:「こう書きなさい」と答えを教えてしまう
よくある間違った指導
- 「『楽しかった』じゃなくて『感動した』って書きなさい」
- 「もっと詳しく書きなさい」
親が答えを決めてしまうのは逆効果。
子どもは「自分の感想は間違っている」と感じて、どんどん発言しなくなってしまいます。
正しい方法:子どもの言葉を引き出す質問をする
- 「楽しかったんだね。どんなところが楽しかったのかな?」
- 「○○くんのどんなところが好きになった?」
子どもの中にある気持ちを引き出す質問に変えてみましょう。
間違い2:完璧を求めすぎる
親の不安
- 「他の子はもっと上手に書いてる」
- 「先生に恥ずかしいと思われる」
こんな心配から、大人目線で完璧な感想文を作り上げようとしてしまうケース。
でも、1~2年生の感想文に求められているのは完璧さではありません。
正しい方法:子どもらしさを大切にする
稚拙でも、子ども自身の言葉で書かれた感想文の方が、先生にとっても読んでいて楽しいもの。
子どもへの声かけ:
- 「上手に書けたね」
- 「○○ちゃんの気持ちがよく伝わってくるよ」
子どもの頑張りを認めてあげましょう😊
間違い3:時間をかけすぎる
よくある失敗
「今日中に終わらせなきゃ」と焦って、長時間にわたって感想文に取り組ませてしまう。
子どもの集中力には限界があります。
正しい方法:複数日に分けて取り組む
- 1日目:一緒に読む
- 2日目:話し合って記録を作る
- 3日目:実際に書く
日程を分けることで、子どもも親もストレスなく取り組めます📅
1~2年生におすすめ!感想文が書きやすい絵本5選
ここからは、感想文が書きやすくて子どもたちにも人気の絵本をご紹介します。
どの本も、読み聞かせから感想文まで親子で楽しめるものばかりですよ📚
『なまえのないねこ』竹下文子 作/町田尚子 絵
どんなお話?
街で暮らす一匹の野良猫には名前がありません。
ペットショップで名前を呼ばれる猫たちを見て、自分にも名前が欲しいと思うようになります。
いろいろな場所を歩き回って、最後に出会った優しい人から「あなたの名前は?」と聞かれて…。
なぜ感想文が書きやすいの?
この絵本は「名前」「居場所」「自分らしさ」というテーマが、子どもたちにとって身近で理解しやすい内容になっています。
主人公の猫の気持ちが丁寧に描かれているので、感想を引き出しやすい質問ができます:
- 「どんな気持ちだったと思う?」
- 「名前って大切だと思う?」
読んだ人の感想
「7歳の娘が『私も名前があってよかった』って言いながら感想文を書いてくれました。自分の名前の由来も聞きたがって、家族の会話も弾みました」(30代ママ)
「絵がとても美しくて、息子も最後まで集中して聞いていました。感想文では『ねこさんがかわいそうだった』から始まって、意外とたくさん書けてびっくり」(40代パパ)
『なんのじゅうたい?』大村知子 作
どんなお話?
三輪車から消防車、新幹線まで、50種類以上の乗り物が大渋滞!
みんな何のために急いでいるのでしょう?
最後のページで明かされる驚きの真実に、子どもたちは大興奮間違いなしです🚗
なぜ感想文が書きやすいの?
乗り物好きの子どもなら間違いなく夢中になる一冊。
ページをめくるたびに新しい発見があるので、自然に感想が出てきます:
- 「どの乗り物が好きだった?」
- 「最後はどんな気持ちになった?」
また、結末の意外性について書きやすいのもポイント。
読んだ人の感想
「車好きの息子が何度も読み返して、お気に入りの乗り物を見つけては教えてくれます。感想文も『ぼくの好きな車がたくさん出てきた』から始めて、楽しく書けました」(30代ママ)
「最後の展開がとても良くて、大人も子どもも『そういうことか!』って納得。子どもの感想文にも『びっくりした』『やさしい気持ちになった』って素直な気持ちが表れていました」(40代ママ)
『がっこうだってどきどきしてる』アダム・レックス 作
どんなお話?
新しくできた学校が主人公という、ユニークな視点の絵本です。
初めて子どもたちを迎える学校は、「うまくやれるかな?」「みんなに好かれるかな?」とドキドキしています。
子どもたちと一緒に「新しい体験」をしていく心温まる物語😊
なぜ感想文が書きやすいの?
入学や新学期の不安を抱える1~2年生にぴったりの内容。
「学校の気持ちになって考える」という設定が面白くて、子どもたちも感想を言いやすくなります。
自分の学校生活と重ね合わせて書けるのも魅力です。
読んだ人の感想
「小学校に入ったばかりの娘が『学校も緊張してたんだね』って言いながら、自分の入学式の気持ちと重ねて感想文を書いていました。親から見ていても成長を感じられる内容でした」(30代ママ)
「息子は『ぼくも学校と友だちになりたい』って書いていて、読んでいてほっこりしました。学校への見方が変わったみたいです」(40代パパ)

『こいぬのともだち』堀直子 作
どんなお話?
捨てられた子犬が、川で出会った魚と友だちになります。
やがて子犬に飼い主が見つかりますが、魚は自然の中で生きることを選びます。
それぞれの「幸せ」について考えさせられる、深いテーマの作品です🐶
なぜ感想文が書きやすいの?
友情、命、選択というテーマが織り込まれていて、子どもなりに深く考えるきっかけになる絵本です。
親子で話せる質問:
- 「どっちが正しいと思う?」
- 「幸せって何だろう?」
哲学的な会話も楽しめます。
読んだ人の感想
「最初は難しいかなと思ったけど、8歳の息子が『友だちっていろいろな形があるんだね』って感想を書いていました。子どもなりに深く考えていることに驚きました」(40代ママ)
「娘が『魚さんの気持ちもわかる』って書いていて、感受性の豊かさを感じました。読み終わった後の会話も弾んで、親子の時間が充実しました」(30代ママ)
『じゃない!』チョーヒカル 作
どんなお話?
「これはきゅうり」と思って見ていると「じゃない!」バナナでした。
「これはみかん」と思ったら「じゃない!」トマトでした。
リアルな絵で描かれた食べ物が、予想を裏切る展開で登場する、視覚的に楽しい絵本です🍅
なぜ感想文が書きやすいの?
「騙された!」「びっくりした!」という驚きの気持ちを素直に表現しやすい作品。
また、教訓的な内容も含んでいるので感想が書きやすいんです:
- 「見た目で判断してはいけない」
- 「よく見ることが大切」
読んだ人の感想
「息子が『だまされちゃったけど楽しかった』って感想文に書いていました。騙されることも時には楽しいっていう発見があったみたいです」(30代パパ)
「リアルな絵に娘が大興奮!『本物みたい』『すごい』って何度も言いながら読んでいました。感想文でも絵の美しさについてたくさん書いてくれました」(40代ママ)
感想文は親子の成長記録!完璧を目指さず楽しい時間に
読書感想文は、子どもの成長を記録する大切な宝物です。
大切なのは
- 上手に書けたかどうかではない
- 親子で一緒に本を読んだ時間
- 感想を分かち合えた経験
これらこそが何より価値のあるものです✨
長い目で見守ってあげましょう
- 「今年はここまで書けた」
- 「来年はもっと詳しく書けるかな」
完璧な感想文を作ることが目標ではありません。
本当の目的
- 本を通じて親子のコミュニケーションを深める
- 子どもの表現力を育てる
- 読書の楽しさを知ってもらう
今年の夏休みは、泣いて嫌がる宿題ではなく、親子で楽しめる特別な時間として読書感想文に取り組んでみませんか?
きっと素敵な思い出と、子どもの成長を感じられる作品が完成するはずです😊
お母さんお父さんへ
- 完璧を求めすぎないで
- 子どもの気持ちに寄り添って
- 一緒に楽しい読書時間を過ごして
応援しています!📚✨
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