正直、最初は「そんなに変わるかな?」くらいの気持ちだった。
半年前、片手用のショートカットデバイス「Vaydeerプログラマブルキーボード」を買った。9個のボタンしかない、見た目は小さなマウスくらいのサイズのやつ。文字は打てない。できるのは、あらかじめ登録した操作をボタン1つで呼び出すことだけ。
それが今、自分の作業スタイルをけっこう変えてしまった、という話をしようと思う。
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何ができるデバイスなのか
Vaydeerプログラマブルキーボードは、片手で操作する9キーのマクロ専用デバイス。専用ソフトで、コピー&ペーストやウィンドウ操作、決まった手順のマクロなどをボタン1つに割り当てられる。Windows・Mac両方に対応していて(自分はWindowsで使ってる)、有線接続だから遅延もない。設定はキーボード本体側に記憶されるので、他のPCにつないでもそのまま同じ設定で使えるのも地味に便利。
6レイヤー(場面ごとの設定切り替え)まで使えるらしいけど、自分は半年使っていて1レイヤーしか使っていない。それで十分だった、というのが実感。多機能を全部使い倒すタイプの製品ではなく、「よく使う数個の操作を極限まで速くする」道具、というのが自分の理解。
なんでこれが自分に合ったのか
理由はシンプルで、自分はブログの記事書きとブラウザで複数タブを表示していろいろなデータを見ることが多い。ブログの記事作成は文字入力は基本的に音声入力に任せて、AIを使って誤字脱字などを修正して進めることがほとんどだ。
AIに指示を出す時はAIが出した文章をコピペして、音声で修正内容をつたえるのが多いし、ブラウザの複数タブを行ったり来たりすることも多い。
となると、残るキーボード作業はタイピングじゃなくて、コピー、ペースト、リロード、タブの移動、ウィンドウを閉じる、エンター、みたいなショートカット操作ばかりになる。「Ctrl+C」「Ctrl+V」を1日に何十回も押している人、たぶん自分だけじゃないと思う。その細かい手間が、地味に積み重なっていた。
そこをVaydeerの9キーに割り振ったら、フルサイズのキーボードにほとんど触れなくても作業が完結するようになった。音声で文章を紡ぎながら、片手はVaydeer、もう片方はマウス。この組み合わせに落ち着いてから、作業のリズムがだいぶ変わった。
もう一つ気に入っているのがマクロ機能。「特定のキーを順番に押す」という一連の動作をボタン1つに登録できる。最初は「しょせんショートカットの登録でしょ」くらいに思っていたけど、半年使ってみると、思考を止めずに手が勝手に動く感覚こそが一番の価値だった、と今は思っている。
こんな人には向いている(と思う)
- ショートカットキーを頻繁に使う人
- Excelなどで同じ操作を繰り返す人
- 音声入力やAIツールを使って文章を書く人
- マウスとキーボードの持ち替えを減らしたい人
逆に、キーボード入力そのものが中心で、ショートカットをほとんど使わない人には、正直そこまで刺さらないと思う。9キーの専用デバイスを追加するメリットが薄い。
買う前に知っておいたほうがいいこと
いいことばかりでもないので、気になった点も書いておく。
まず、9キーというコンパクトさなので、そのまま登録できる操作の数には限りがある。レイヤー機能を使えば増やせるけど、最初にどのキーに何を割り当てるか決める手間はそれなりにかかる(自分は結局1レイヤーで運用しているけど)。
あと、メカニカルキーなので、打鍵時にカチャカチャという音がする。静かなオフィスや配信中とかは、ちょっと気になる人もいるかもしれない。
買う前に、自分がどんな操作を減らしたいのかを一度整理しておくと、設定にも迷わないし、効果も感じやすいと思う。
まとめ
Vaydeerプログラマブルキーボードは、文字を速く打つための道具じゃなくて、繰り返し作業から自分を解放してくれる道具、というのが半年使った上での感想。
音声入力で文章を作って、マウスで画面を操作して、Vaydeerでショートカットを実行する。こういう作業スタイルが自分に合いそうだと感じたら、一度試してみる価値はあると思う。

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